視線はウソをつかない!
ストレスを可視化する世界初のこころみ
ニューラルポート

Neuralport

ストレスを「見える化」してベストな自分を作り出す

ストレスは主観的・客観的に把握しにくく、気づかないうちに蓄積していきます。たとえ軽微なものであっても集中力や生産性の低下を引き起こし、メンタルヘルスに大きな影響を与える可能性があります。
ニューラルポートは、この見えないストレスを最先端の技術力で「見える化」する神戸発のスタートアップです。VRを活用した視線計測とAI技術を用いてストレスを可視化し、ハイパフォーマンスなメンタルづくりをサポートする事業開発を行っています。

視線計測型VRストレスチェックは世界初の快挙

ストレスの度合いを判断するには、ストレス値を正確に計測する必要があります。計測によく使用されるのは自己記入式のアンケートですが、主観的な回答となるためメンタルの状態が正しく反映されなかったり、恣意的な質問により実際のストレス値との乖離が見られたりすることが課題として認識されていました。
そこでニューラルポートは、メンタルと視線に密接な関係があることに着目し、視線計測でストレスを可視化できるVRアプリケーション「ZEN EYE PRO」を開発。ユーザーの視線検出が可能なVRゴーグルを用い、VR上に表示される動画像群を3分程度眺めるだけで、AIが定量化された計測データから視線を解析してストレス度合いを算出します。身体的なコンディションや見た目には表れない本人の意識に影響されずに計測できるのが、視線をもとにしたデータの特長です。

視線データをもとにAIでストレスを測定する方法は世界初で、現在特許申請中です(2023年12月時点、ニューラルポート調べ)。

「ZEN EYE PRO」は2022年12月にβ版が完成し、現在野球選手などのプロアスリートとタッグを組み、2024年6月の発売に向けて実践的な知見を蓄積している段階です。
今後は、世界初の技術として世間に認知させるマーケティング戦略を打ち出すべく、まずはアスリートをはじめ、宇宙飛行士やパイロットなど強いメンタルコントロールが求められる層への展開を予定しています。
将来的なメインターゲットはスポーツチームや企業を想定しており、個人のストレス度合いを早期に正しく把握することで、メンバーの健全なメンタルヘルスコンディションの維持とハイパフォーマンスの実現をサポートする製品として広く導入されることをめざします。

VRストレスチェックをもとにゾーン状態を再現

心身ともに超集中し研ぎ澄まされた状態を「ゾーン」と言いますが、ニューラルポートでは、このゾーンに入った状態を再現する「ZONE-Z(ゾーン・ズィー)」の開発も同時並行で進めています。

「ZONE-Z」は、VRストレスチェックをもとにユーザーのメンタル状態に合わせて、映像や音、記憶と強く結びつく香りなど、五感を刺激する20分程度のコンテンツを生成することで、ゾーン状態を科学的に再現するカプセル型の装置です。
ストレス度合いに応じてリラクゼーションやパワーナップ(積極的仮眠)といったモード選択も可能で、アスリートのみならず、ストレス社会で活躍する経営者や事業家をはじめとした幅広い層に訴求します。

なお、「ZONE-Z」は2025年の大阪・関西万博に出展される予定で、来場者は実際に本機の効果を体験できます。

ストレスを脳科学の視点からケアするジムをオープン

ニューラルポートは、メンタルウェルビーイングの向上を目的としたメンタル&ヘルスケアジム「Neural Vision Training」を2023年12月に開業しました(※)。このジムでは、研究者やフィジカルトレーナーが、AIやVRなどの最先端技術を駆使して一人ひとりの心理・生体データを測定し、メンタルの維持やモチベーションアップを目的としたトレーニングを行います。ストレスは「水溶性」とも言われるため、適度に汗を流せるエクセサイズも取り入れてストレス軽減を促進します。

※ 主にプロアスリートや経営者向けに特化。将来的には一般向けにも展開予定

欧米での高評価を受け、グローバル進出を計画中

スペイン・バルセロナで開催されたスマートシティエキスポ世界会議 (SCEWC)のジェトロ京都枠3社に採択され、2023年11月に初の海外展示を成功させたニューラルポート。2024年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されるCES2024 JAPANパビリオンにも採択され、世界最大級の展示会に挑みます。

メンタル管理に関心の高い欧米において同社の事業・製品の評判は上々で、2024年にはアメリカでの事業展開も予定しています。

現在、世界の注目を集めるアイトラッキング技術とメンタルウェルビーイング。これらのテーマを掛け合わせた事業を展開するニューラルポートには、国内外から追い風が吹いています。

代表取締役CEO 島藤 安奈

1992年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科で自閉スペクトラム症児の視線行動特性について視線計測装置を用いた研究を行う。修士課程修了後、大阪大学大学院連合小児発達学研究科や東京大学国際脳情報研究センターで脳と知能に関する先進的で総合的な研究に従事。また国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)や国際電気通信基礎技術研究所で広範な情報通信技術の知識を積み重ね、2020年9月に株式会社ニューラルポートを創業。

企業概要

名称
:株式会社ニューラルポート
役職 / 代表者氏名
:代表取締役CEO 島藤 安奈
設立年月日
:2020年9月15日
所在地
:〒659-0091 兵庫県芦屋市東山町4−13クロスビル2F
事業内容
:視線計測型VRストレスチェックシステムの開発、ゾーニング機器の開発
企業ホームページ
https://neuralport.jp/

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